115億光年かなたに”巨大渦巻”を発見 ~世界最先端の望遠鏡で見えてきたモンスター銀河の素顔~【YLC】【梅畑 豪紀 先生】
2025.03.31
プレスリリース
高等研究院YLCの梅畑 豪紀 先生(名古屋大学大学院理学研究科 特任助教)が所属する国際共同研究チームの研究成果が、天文学専門誌『欧文研究報告』に掲載されました。(日本時間2025年3月18日)
【プレスリリース】
115億光年かなたに”巨大渦巻”を発見 ~世界最先端の望遠鏡で見えてきたモンスター銀河の素顔~
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<プレスリリースWEBページ文 引用>
名古屋大学大学院理学研究科の梅畑 豪紀 特任助教(高等研究院 YLC教員)らの国際共同研究チームは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡を用いて、115億光年先の宇宙に存在する爆発的星形成銀河(モンスター銀河)ADF22.A1が高速で回転する巨大な渦巻銀河であることを発見しました。
このような巨大渦巻銀河は宇宙網(コズミックウェッブ)からの豊富なガス流入によって星形成活動の燃料となるガス、そして高速で回転するための角運動量を得ていると考えられます。本研究によって宇宙で最も激しい星形成を行うモンスター銀河の正体の解明、さらに現在の宇宙に至る大質量銀河の進化の理解が進むと期待されます。
本研究成果は、国立天文台チリ観測所の松田 有一 助教、中西 康一郎 講師、伊王野 大介 准教授、東京大学大学院理学系研究科の河野 孝太郎 教授、東北大学大学院理学研究科の久保 真理子 助教らとの共同研究として2025年3月18日(日本時間)付天文学専門誌『欧文研究報告』に掲載されました。
(引用元URL:https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2025/03/bor1.html)