日本写真学会 学術賞を受賞!【福田努】【専任教員】
2024.05.21
お知らせ
高等研究院 専任教員の福田努 特任講師(理学研究科F研)が、中野敏行 准教授(理学研究科F研)とともに、2024年度 日本写真学会において学術賞を受賞しました!
日本写真学会は1926年に創立された歴史ある学会です。日本の写真界、あるいは写真およびそれに関連する分野の科学技術の進歩・発展、そして日本写真学会運営に貢献された方々に学会賞を贈り、表彰しています。
2024年5月17日に千葉大学けやき会館で開催された2024年度日本写真学会年次大会にて、学会賞授与式が執り行われました。
受賞情報詳細
【受賞名】 一般社団法人 日本写真学会 2024年度 学術賞
【受賞者】 福田 努 (名古屋大学高等研究院)・中野 敏行(名古屋大学大学院理学研究科)
【受賞課題】 卓越した原子核乾板自動解析技術の開発によるニュートリノ振動検出への貢献と新たなニュートリノ研究の開拓
【関連サイトURL】 https://www.spij.jp/award/
【受賞理由】
原子核乾板の素粒子物理学における利用は,乳剤中に記録された荷電粒子の飛跡を自動解析する手法の技術革新によって拡大してきた.福田努氏、中野敏行氏はこの自動飛跡解析技術を飛躍的に発展させ,素粒子ニュートリノの研究に適用することで,OPERA実験においてニュートリノ振動現象の検出及び最終検証を達成し,さらに新しいニュートリノ研究(NINJA実験)を開拓した.原子核乾板技術の発展に大きく貢献しており,両氏が素粒子物理学,とくにニュートリノ研究に果たした業績は顕著である.よって日本写真学会学術賞に値する.