【アーカイブ動画】先史時代の石工たち ~ 石職人×考古学者×言語学者【対談イベント】【8/6(火)19:00~20:00】
2024.07.16
お知らせ
【アーカイブ動画公開!】
https://www.youtube.com/live/_r_MC_inGXg?si=rXsYBNhYJjrbsoSb&t=8257
今から約4万年もの昔の話。
ホモ・サピエンスがユーラシア各地で増加し、旧人が絶滅に瀕していたころ、人類の暮らしにはどのような変化があったのでしょうか?
その一つが、石器の小型化。木の棒や動物の骨と組合わせて様々な用途に使うことも可能となりました。そうすると、石器の作り方や使い方含め、知識の伝達が必要になります。このとき、何らかの言葉や、その他のコミュニケーションが発達していた可能性も考えられます。はたして、限られた資料をもとに、私たちはどれほど当時のようすを想像できるのでしょうか?
石職人、考古学者、言語学者が集い、先史時代の石工たちの暮らしに迫ります。
【登壇者】
●上野 梓 氏 :上新石材店 石職人
厚生労働大臣指定・石材加工 1級石材施工技能士および、経済産業大臣指定・岡崎石工品 伝統工芸士。2000年、高校卒業後に上新石材店へ入社し、以後、腕を磨き続けている。おかざき匠の会・会員。YouTube 石★AZチャンネルを開設し、石工の魅力の発信も行っている。
●門脇 誠二 氏 :名古屋大学博物館 教授
研究テーマは、人類の進化と農業起源の考古学。西アジアやアフリカを中心に世界各地を訪ね、遺跡や出土品の調査を行う。今年2月8日には、ホモ・サピエンスがユーラシアに拡散した頃(約5~4万年前)の文化進化に関する研究が、Nature Communicationsに掲載された。
●秋田 喜美 氏 :名古屋大学人文学研究科 准教授
研究テーマは、オノマトペの言語学的・心理言語学的研究。オノマトペのマルチモーダルな特性(聴覚、視覚、触覚はじめ、複数感覚を組み合わせた情報特性)に着目した分野横断連携に力を入れる。著書の一つに、『言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書)』がある。