近赤外光線免疫療法の細胞死メカニズム解明!❝第5のがん治療❞として期待【若手新分野創生研究ユニット】【佐藤和秀先生】
2025.02.20
プレスリリース
若手新分野創生研究ユニットの佐藤和秀先生(医学系研究科/高等研究院 特任講師)が所属する研究グループの研究が、米国化学会雑誌『ACS nano』のオンライン先行版に掲載されました。(2025年2月18日付, 日本時間2月19日)
【プレスリリース】
〝新しい細胞死でがん治療に光を” 近赤外光線免疫療法の細胞死メカニズム”Photochemosis” 〜光化学反応による細胞膜裏打ち構造の破砕の詳細を解明し、臨床実装や集学治療を後押し〜
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近赤外光線免疫療法は、2020年に世界に先駆けて日本で再発既治療頭頸部がんに限定承認されるなど、新しいがん治療法として注目を浴びています。一方、その治療法における細胞死のメカニズムが一部未解明でした。そのため、従来の治療法である手術、化学療法、放射線治療、がん免疫治療との違いが不明でした。今回の研究成果は、細胞死の具体的なメカニズムの解明を行ったもので、近赤外光線免疫療法の独自性が認められ、“第5のがん治療”として理論的な裏付けがなされました。