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二段構えで一網打尽?攻撃漏れをふせいで癌の群れを叩く!【若手新分野創生研究ユニット】【佐藤和秀先生】

2022.08.23
プレスリリース
#研究推進

癌に特徴的な”目印”を認識し、ピンポイントで攻撃する。こうして、正常な細胞は傷つけず、癌細胞だけをやっつけることができる。この”目印”のような性質を特異性(とくいせい)と言い、癌治療において欠かせない考え方の一つとなってる。一方で、この特異性が裏目に出ることもある。同じように見える癌細胞でも実はそれぞれに個性がある。もし、特異性が低い癌細胞が混じっていた場合、ターゲットとして認識できず、攻撃漏れが発生してしまう。
そこで、高橋一臣さんと佐藤和秀さんを始めとした研究グループは、抗体薬剤複合体(Antibody drug conjugates; ADC)を使った方法を開発した。まず、癌の”目印”に抗体というY字型の物質がくっつく。この抗体は特別で、ある波長の光を当てると、くっついた細胞を攻撃するように作られている。同時に、光の照射をスイッチとして抗がん剤を撒くことが出来るようにした。くっつかなかった近くの癌にも効く。今回の研究では、特定の細胞のみを使用した環境およびマウスを使った環境において効果を発揮した。今後の研究のさらなる発展に期待したい。(文:綾塚達郎)
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