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第1期*活動報告
2017.06.16
2017年6月10日(土) 第1ステージ講義 1日目を開催しました


名大 MIRAI GSC活動ブログをご覧のみなさま、こんにちは。

ブログのアップが遅くなりまして、大変申し訳ございません。

先週の土曜日の第1ステージ講義1日目の模様についてご報告いたします。


今年度の名大 MIRAI GSC第1ステージは、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、神奈川県より

高校1・2年生あわせて178名に参加していただけることとなりました。


まずはじめに開講式を行いました。

開講式では、名大 MIRAI GSCの主担当である篠原 久典 先生から

名大 MIRAI GSCについての説明とご挨拶がありました。



↑ 篠原先生から名大 MIRAI GSCについて説明の様子


そして、いよいよ講義がはじまりました。


講義1 「素粒子入門 ~小林・益川を超える理論を目指して~」 

講演者 理学部 准教授 戸部 和弘 先生



↑ 戸部 和弘 先生


↑ ノーベル賞受賞者の小林先生、益川先生について(名古屋大学E研ご出身)


講義1の戸部先生(理学部E研)の「素粒子入門」は、小林先生・益川先生のノーベル賞受賞となった理論について取り上げる内容でした。



↑ 講義中の様子


名大 MIRAI GSCに初めて参加された受講生の方は、大学の講義と変わらないレベルの内容に驚かれたかもしれませんね。


講義の後には約10分間で質疑応答となりました。

いちばん最初の講義にもかかわらず、手がたくさん上がりました。



↑ 受講生から質問の様子


↑ 質疑応答の様子


質疑応答の終了後は、30分間で課題レポートの作成となりました。

かなり難易度の高い課題が出題されましたね。

受講生のみなさん、手ごたえはいかがでしたか?


さて、講義1の後にお昼休憩となりました。


↑ ランチタイムの様子

この日は名大祭だったため、大学構内に大学生だけでなく一般のお客様がたくさん来られていました。

(そのために座れるスペースが少なくて、大変すみませんでした。

 次回はきちんと場所をご用意しますね!)



さて、お昼休憩の後に講義再開となりました。


講義2 「文化遺産は誰のものか -パルテノン・マーブルから考える-」

講演者 文学部 教授 周藤 芳幸 先生



↑ 周藤 芳幸 先生


↑ 講義の様子


講義2は今年度初めての試みとして、文学部の周藤先生に理系・文系の垣根を超えた考古学の講演をしていただきました。

「文化財の普遍的価値」について考える、歴史だけでなく倫理や哲学にも関係する講義内容でしたね。


課題となった「世界遺産はもとの国に返還されるべき?

         それとも、きちんと保護/保存されるならば別の国にあってもよい?」

という質問について、みなさんはどのような答えを出されたでしょうか?


上のような問いは理系・文系の壁を超えて、みんなで考えていくべきものかもしれませんね。



↑ 質問の様子


↑ 質疑応答の様子


さて、最後に講義3の時間となりました。


講義3 「ヒトの遺伝的関係から人類の歴史を紐解く」

講演者 医学部 准教授 山本 敏充 先生



↑ 山本 敏充 先生


↑ 講義の様子


講義3の山本先生(医学部)は出張帰りのハードスケジュールにもかかわらず、

法医学(遺伝学)についての講義をしてくださいました。

Y染色体に注目した父系遺伝分布の調査がテーマでしたね。


講義の後の質疑応答では、たくさん手が上がりました。

(時間の関係で全員に質問していただけず、すみませんでした)



↑ 質疑応答の挙手の様子




↑ 質疑応答の様子


質疑応答では、「X染色体に注目した女系遺伝の調査は行わないのですか?」という質問が

受講生女子からありました。 (ミトコンドリアが母から子へ遺伝するそうです)



以上で、第1ステージの講義1日目のご報告は終了です。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

明日は、いよいよ講義2日目の開催です。

受講生のみなさまにまたお会いできることを、一同大変楽しみにしております。


これからも、名大 MIRAI GSCをどうぞよろしくお願いいたします。

 
名大 MIRAI GSC事務局 熊崎