高等研究院初年次講義 学問の面白さを知る

対象学部:全学部   単位数:2単位   開講時期:I期、火・1

主担当教員名: 高等研究院 副院長 奥村隆平 教授

本授業は、名古屋大学に入学したばかりの学生諸君が、名古屋大学高等研究院に所属する(あるいはかつて所属した)優れた研究者の講義を聴講することにより、学問の面白さや研究に対する心構えを知ることを目的としています。
開講にあたって

WMV(13.6MB)

高等研究院 副院長 奥村隆平 教授

第1単元「地球、環境と材料」
目標:人間を取り巻く宇宙・地球環境の中で、人間が生存していくためには、それらの環境について深い知識を得るとともに、それらの中から生活に必要な様々な材料を獲得している事を学ぶ。
開催日
講師
所属・職
演  題
H19.4.10
第1回 安成 哲三 地球水循環研究センター・教授 『地球温暖化』はアジアの気候をどう変えるか?
H19.4.17
第2回 福井 康雄 理学研究科・教授 宇宙100の謎
H19.4.24
第3回 関 一彦 理学研究科・教授 結晶と光の世界
H19.5.1
第4回 篠原 久典 理学研究科・教授 ナノカーボンの科学−セレンディピティーからのはじまり
H19.5.8 第5回 福田 敏男 工学研究科・教授 ヒトとロボットの共生社会
第2単元「歴史、教育と社会」
目標:人間が歴史の中でどのように学び、それをどのようにして後世に伝え、また、どのように現代社会が運営されているのかについて学ぶ。
開催日
講師
所属・職
演  題
H19.5.15
第6回 佐藤 彰一 文学研究科・教授 中世ヨーロッパの修道院文化
−古典はどのようにして現在まで伝えられたか−
H19.5.22
第7回 近藤 孝弘 教育発達科学研究科・准教授 境界を越える歴史教育
H19.5.29
第8回 鮎京 正訓 法学研究科・教授 アジア諸国に対する法整備支援
H19.6.5 第9回 多和田 眞 経済学研究科・教授 経済学における現代の国際貿易論
第3単元「生命と自然」
目標:人間・動物の命の営みとその自然環境との関わりについて学ぶ。
開催日
講師
所属・職
演  題
H19.6.12
第10回 森 郁恵 理学研究科・教授 行動から脳のはたらきを知る
H19.6.19
第11回 上村 大輔 理学研究科・教授 海洋を化学する
H19.6.26
第12回 石浦 正寛 理学研究科・教授 時間を刻むたんぱく質分子
H19.7.3
第13回 貝淵 弘三 医学系研究科・教授 動脈硬化は18歳から始まっている
H19.7.10 第14回 武田 邦彦 中部大学・教授 自然と伝統に学ぶ製品と生活

成績評価の方法

各単元の終了後に、授業についての感想やコメントを授業中に配布する所定の用紙に記入してください。
それを担当教師が、論旨の一貫性などの基準に照らして採点し集計して成績評価とします。
したがって、レポートは3回提出してもらうことになります。どの授業を中心に取り上げるかは、学生の自由とします。


この講義に関する質問などは電子メール(gakumon@iar.nagoya-u.ac.jp)でも受け付けています。

電子メールを送る場合には、学籍番号、氏名および所属学部を必ず明記してください。


優秀レポート
 
授業科目名
担当教員
学部・学科
学年
氏名
・「結晶と光の世界」 関 一彦 教授  工学部物理工学科  1年   近藤紗也子 
 PDF
・「ナノカーボンの科学−セレンディピティーからのはじまり」 篠原久典 教授 農学部応用生命科学科 1年  立松 彩  PDF
・「中世ヨーロッパの修道院文化−古典はどのようにして現在まで伝えられたか−」 佐藤彰一 教授 農学部生物環境科学科 1年  村瀬 康久  PDF
・「境界を越える歴史教育」 近藤孝弘准教授 医学部保健学科 1年  高木 光希  PDF
・「経済学における現代の国際貿易論」 多和田眞 教授 情報文化学部社会システム情報学科 1年  伊藤 維希  PDF
・「行動から脳のはたらきを知る」 森 郁恵 教授 文学部 1年  杉浦あおい  PDF
・「海洋を化学する」 上村大輔 教授 法学部 1年  酒井 理紗  PDF
・「時間を刻むたんぱく質分子」 石浦正寛 教授 工学部物理工学科 1年  加藤 達哉  PDF