高等研究院テニュアトラック教員会議が、平成21年12月17日(木) 、高等総合研究館カンファレンスホールにおいて開催されました。高等研究院基幹教員やテニュアトラック教員など約20名が参加しました。
会議では、坂神高等研究院副院長を司会とし、まず、藤井理事・副総長より、「適切な研究費の執行について」と題し、研究費の適切な使用と不正防止について分かりやすく講演しました。続いて、坂神副院長が、「ものとり屋の研究」と題し、助手時代や留学時代のエピソードを触れながら、長年の研究テーマである微生物や植物のフェロモン・ホルモンなど生理活性物質に関連する研究の成果を紹介しました。とりわけイソプレノイド化タンパク質に関する先駆的な研究について、その発見に至る経緯について面白くお話をいただきました。多くの示唆に富む内容で、研究の醍醐味も味わえる講演となっていました。その後、科研費の使用やテニュア審査のスケジュール等について事務連絡がありました。
今回の会議は、特任教員の倫理教育の一環となっているとともに、教員間の相互理解を深めるための異分野間研究交流の機会ともなっており、大変有意義なものとなりました。