卓越・先端・次世代研究シンポジウム2025
卓越・先端・次世代研究シンポジウム2025
合理性や価値中立性に重きをおく学術的議論の伝統では、「感情」は、主観的であいまいであり、理性的判断を鈍らせるものとして軽視されがちでした。ところが、その感情が、近年、人文社会科学領域の研究で、大きな注目を集めています。人間の認知、発達、行動、コミュニティ、制度のあり方を研究する上で、感情に着目することは不可欠であるだけではなく、感情の社会的・歴史的な構築物としての側面が明らかにされてきています。
そこで本シンポジウムは、異なる研究領域で感情にアプローチする名古屋大学内外の研究者が集まることで、感情に関連する新しい研究成果を紹介するとともに、感情を多面的に捉え、今後の研究の方向性を探ることを目指します。

<ポスターPDFのダウンロードはコチラ>
【日時】2月19日(木)10:30~16:00
【会場】名古屋大学 東山キャンパス アジア法交流館 ACフォーラム
(キャンパスマップ「アジア法交流館」で検索)
【参加登録】https://forms.gle/9pXBnYnDBFXX9HDG9
※先着200名。上限に達しますと、上記登録フォームへの入力ができなくなります。
※ご予約いただいた方に、「iarcommon@gmail.com」のメールアドレスから、1月初旬、2月初旬、直前にご予約確認メールをお送りいたします。「iarcommon@gmail.com」からのメールが届くようご設定お願いします。
※当日受付にて、上記のご予約確認メールを、スマートフォン等電子機器の画面、または印刷した紙面を受付係にお見せください。
【登録確認やその他お問合せ】
(Email) iarcommon@gmail.com
【プログラム】
10:30-10:35 開会挨拶 榊原 均(高等研究院 院長)
10:35-10:40 趣旨説明 武田 宏子(高等研究院 副院長)
10:40-11:15 講演1 森田 直子(上智大学 文学部 准教授)
「〈感情〉の歴史的な意味」
11:15-11:50 講演2 宮木 康博(名古屋大学 法学研究科 教授)
「法と感情の相克」
11:50-13:15 休憩
13:15-13:50 講演3 磯村 朋子(名古屋大学 情報学研究科 准教授)
「感情をつくるexteroceptive/interoceptiveな身体」
13:50-14:25 講演4 岩崎 陽一(名古屋大学 人文学研究科 教授)
「涅槃と寂静—無感情は幸せか」
14:25-15:00 講演5 池田 謙一(同志社大学 社会学部 教授)
「市民が抱く「統治の不安(anxiety over governance)」の構造と社会的帰結を考える」
15:00-15:10 休憩
15:10-15:50 パネルディスカッション
15:50-16:00 閉会挨拶 山中 宏二(名古屋大学 副総長)
